2013-05

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演出家・監督の条件 - 2013.05.28 Tue


グループシアターの創設者であり、1930年代にアメリカの演劇界に『リアリズム演劇』を確立し、革命を起こした人物。演出家ハロルド・クラーマン。

彼の演出家としての、演劇人としての何十年にも及ぶ経験から「演出家に必要なこと」をこう言っています。

『演出家は、組織者でなければいけない、政治家でなければいけない、精神に関する捜査官でなければいけない、人体の分析家でなければいけない、技術者でなければいけない、創造的でなければいけない。
文学(ドラマ・葛藤)を知っておくべきであり、演技を知っておくべきであり、俳優の心理を知っておくべきであり、ビジュアルアートを知っておくべきであり、音楽を知っておくべきであり、歴史を知っておくべきであり、何よりも絶対に人間を理解していなければいけない。信頼を得ないといけない。勇気がないといけない。それら全てのことを含めて〝愛に満ち溢れた人″でなければいけない。』


また、演出についてよく言われていること。

『演出の90%はキャスティングだ!』

『自分が信じた俳優には、演出をし過ぎるな、俳優を信じろ。もし、演出家が演出家としての準備をしっかりしたならば、ストーリー、メッセージ、テーマから外れていたらすぐにわかる。その時に軌道修正すればいいだけ。』

『もし、俳優がストーリーに沿ったものに辿り着けなかったり、手に入れられない時に、演出家に導いてあげる能力がないなら、大きな大きな問題になる。大きな問題!!だから、演出家も俳優も勉強が必要なのだ!』

これはイーストウッド、エリア・カザン、ウッディ・アレンたちなどの教えです。

『自信がない演出家、監督ほど、色んなことを俳優に言う。酷い時にはやってみせる。言ってることに一貫性がない。単純に俳優を導く方法を知らないから。単純にストーリーで何をどう表現したいかをわかっていないから。どうしていいかわからないから。迷っているから。』

映画にしろ、舞台にしろ、総合芸術です。脚本を書く職人がいて、演出する職人がいて、演じる職人がいて、音響の職人がいて、照明の職人がいて、制作・宣伝の職人がいてなどなど。非常に多くのプロフェッショナルたちが一つになって出来上がる芸術です。そこに優越も、上下関係も、年齢も、一切関係ありません。
『礼儀』
『敬意』
『情熱を』
持ったうえで、それぞれの技術を合わせることに全力を注げばいいのだと思います。
その為にも、それぞれが、それぞれの技術、能力、知識を満足することなく、貪欲に、向上心をもって、毎日毎日勉強し続けることが非常に大切ではないでしょうか?

Love for acting.
Respect for acting.

tori

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『Tori studio Tokyo』
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【演技のテクニック】 - 2013.05.28 Tue

【演技のテクニック】

世界中には様々な演技のテクニックがあります。
世界中でよく知られているのはロシアの演劇の父・スタニースラフスキーシステム。
それを1930年代から実践してきたアメリカの演劇集団『グループシアター』その中にいた現在のアメリカをはじめとする演劇の形を形成した偉大な教師たち。
ハロルド・クラーマン、リー・ストラスバーグ、ロバート・ルイス、ステラ・アドラー、サンフォード・マイズナー、そして少し後に偉大な教師として現れたウタ・ハーゲン、そして、現在最も偉大な教師・演出家であるラリー・モス。他にもビル・エスパー、ラリー・シルバーバーグといった教師たち。また、ロシアのマイケル・チェーホフなど。
偉大な教師たちが、偉大なテクニックを確立してきました。
そして、今もなお世界中で実践されています。
もちろん、日本でも。。。

テクニック。。。これはBIG WORDですね。

多くの俳優、演出家、演技教師、演劇に携わる人全員が絶対に知っておかなければいけないことがあります。

『あなたがどんなテクニックを使おうと、あなたがどんなテクニックを教えようと、テクニックは観客には全く関係ない。いい演技ができればいいだけ。』

『テクニックは習慣である。テクニックが見えるという事はいい演技をしていないという事。テクニックは消えるべきもの。』

『手法を売るな!結果を売れ!』


現在、日本では【マイズナーテクニックを教えています】【ステラ・アドラーテクニックを教えています】【マイケル・チェーホフのテクニックを教えています】
と、色々ありますが、一つだけ言えることは、マイズナーテクニックはミスター・サンフォード・マイズナー以外誰も教えることは出来ません。
ステラ・アドラーのテクニックは彼女にしか教えられません。

彼らの偉大な業績にあやかって、彼らの名前を使って、自分の演技力に『ブランド』をつけようとしたり、自分の演技教師としての、学校としての『ブランド』にすることは極めて失礼であり、非常に卑怯なことです。

彼らのテクニックは勿論、演劇に関わる人間なら絶対に知っておくべきであり、知らないならできるだけ早く勉強して知るべきであり、知ろうとしないとか、知る気がないのであれば、この世界から出ていくべきであると思います。

その理由は簡単。

レゲエをやりたいと言っている人がボブ・マーリーの曲を知りたくないと言っていたら、どう思いますか?
演歌をやりたい外国人がいて北島三郎さんの曲に興味がないと言っていたら、どう思いますか?
同じことです。

勉強です!!勉強は確実に必要です!!勉強しない俳優に、先はありません。絶対にありません。
いい先生と勉強するのが大切です。日本にもいい先生は沢山います。その時、自分に必要な先生を見つけて、何年か勉強して、また、先生を見つけて勉強して。。。
そして、その勉強を通して学んだことを、実践で試して、失敗して、試して、失敗して、また勉強して、これがあなたのあなただけのテクニックが生まれるのです。
決してテクニックを売ってはいけないのです。結果を売るのです。

誰かが作った偉大なテクニックを盾にして、そのテクニックを売っている人、今すぐやめて下さい。
自分の能力、結果で勝負してください。その勇気がないなら、勉強して勇気を身に付けてください。

私もまだまだ死ぬまで日々勉強ですが、少なくとも私と同じだけ、ハロルド・クラーマン、リー・ストラスバーグ、ロバート・ルイス、ステラ・アドラー、サンフォード・マイズナー、ウタ・ハーゲン、ラリー・モス、ビル・エスパー、ラリー・シルバーバーグ、マイケル・チェーホフといった教師を勉強した人なら、私が言っている意味を分かっていただけるはずです。


アメリカを代表する名優:イーライ・ウォーラックの言葉。
『100人の俳優がいれば、100個のテクニックがある。』

自分の自分だけの自分にだけ有効なテクニックを身に付けましょう!!

全ては観客の為に。
全ては演劇という偉大な芸術の為に。

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プロフィール

TORI STUDIO

Author:TORI STUDIO
2010年8月、アメリカ人俳優たち、NY在住の日本人俳優たちの強い要望により、本場NYにてtori studio NYを開き演技指導を始める。2011年1月、日本でも、世界標準の演技テクニックを必要としている俳優たちの為、tori studio TOKYOを開く。それ以来、定期的に日本でもワークショップを開催したのち、2012年6月、帰国。現在、東京にて毎月クラスを開催し多くの俳優たちを指導している。

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